人道的大災害

金曜日午後から市内は厳戒態勢。主要道路の脇だけではなく、林の中にも50mおきに重装備の警官や兵士が立つので何事が起きたのかと神経ピリピリ。帰宅してネットで見れば、イスラーム協力機構の各国代表と米・中・ロシア、EU、国連代表の57人が続々と来パ中とあり。8月タリバーンが政権について以来の最大の会議・特別会合が開催されるとあって大規模な交通規制、月曜日も休日扱いになるとか。その上、携帯電話やネット等の通信規制も適度にある様子。イスラーム協力機構の主題は、アフガンの混乱「最大の人為的災害(大規模な飢餓、難民の洪水、過激主義の高まり)」に対するものだという。アフガンの経済崩壊が続くと、国際社会へは「重大な結果」をもたらすから、人為的大災害を防ぐためにタリバーンの指導者と協力する方法を見つけるようにと、世界の指導者に促したとニュースにはある。国際社会がタイムリーに行動しなかった場合、アフガンは最大の人為的な災害になる可能性があるとは、パキスタン首相の演説だ。
パキスタンとイランはアフガンの隣国であり、宗派は異なれども共にイスラーム国で同胞の苦難は見るに忍びない立場にはある。とは言え、単純に支援をすれば良いなどという問題でもないのは、アフガン支援に10年近く関わって来たオバハンでも解る、なかなか難しい。
国連開発計画は「アフガンは普遍的な貧困の危機に瀕している。人口の97%が2022年半ばまでに貧困ラインを下回る危険にさらされている」と警告している。世界食料計画は「アフガン世帯の僅か5%だけが毎日食べるのに充分な食料を持っている」と推定している。アフガンには諸々・諸悪もあるが・・警戒するだけではなく支援を・・アカン、言葉が続かん・・・・・オバハンはアフガン贔屓ではあるが、公平に見て悪い面も知りすぎだ。単純に支援すれば良いと言うものでもない・・うう~~む・・