アフガン周辺国会議

昨日、インドでアフガン周辺国会議が開催され、ロシア、イラン、中央アジアの5ヶ国が出席、アフガンの情勢(治安、タリバーンのよる統治体制とか、難民や食糧危機といった人道上の問題)を議論したとか。インドが主催する会議なので、当たり前というか、何というか敵国である我がパキスタンは会議に出席していない。ただ、オバハンが面白いなぁ~と思うのは、この会議に当事国のアフガンも含まれないことだ。本来ならというか、普通に考えれば当事国アフガンは出席し、現状など等を述べるのではないのかね? この周辺国会議、何だか上から目線の「会議」に想えてしょうがないが、どうなんだろう。もっとも10月下旬だったかには、ロシア主導で開催された国際会議には、中国の他、イラン、アフガンが参加、「アフガンの復興へ向け、国際社会は総力を上げて諸々の支援を行う必要がある」との共同声明を発表しているから、単純比較の問題として、こちらが真っ当に感じられるのかも。
タリバーンの掌握したアフガンがイスラーム法に則っとることになり、欧米日など等の諸国からは想像もつかない「堅苦しく野蛮で融通の利かない」暮らしだと多くの報道にはある。が、それではサウジアラビアはどうなのか?と問いたいね。イスラーム法を厳然と護るサウジアラビアこそ、この3年、世界を意識して変わろうとしているように見せつけてはいるが、内情はアフガン以上に厳然としたイスラーム原理主義の国ではないか。何よりも凄いのは報道の自由が皆無だものな。