200円の古靴

ふだんはチョイとそこまでの買い物にも、車に乗せてもらう。小型犬のターボが流行性の伝染病で逝ってしまった後は、新しく来た犬たちと1度も外へ出ていない。散歩=流行性の病気が流行っているというので、半ばトラウマになっている。だから、きょう半年ぶりに30分ばかりの距離を歩いたら、足が前へ出ない・・いやいや、アッと言う間に衰えるものだわ。実は、1昨日のバンコックでも、手荷物などは5㎏も無いのに足が重かった。重かっただけではなく足元がヨレヨレし続け、「荷物を持ちましょうか」と知らない方から、ご親切な言葉をかけられるくらいだった。おまけに・・長年愛用?の古い古いブーツの底が剥がれかけ、歩きにくさに拍車がかかった。羽田に着いてコンビニでアロンアルファを買ったら500円ですがな、昔、買った200円の古靴に500円のアロンアルファ!なんか凄く悲しかったな。で、考えた、取りあえず自宅へ帰着するまで「剥がれずに保てばヨシ」アロンアルファを全部使うのは止めようと! 古靴をイスラマバードまで持って帰れば100円でしっかり、底縫いをしてもらって直るに違いないからと。まったく貧乏性だわ。
その上、きょうは近所のヘアサロンへも行った。イスラマバードでは35年間、ただの1度もヘアカットに行っていない。もう35年もの大昔、近くのヘアサロンに行って、ダイアナ妃と同じ髪型にして欲しい」と注文したら、店の兄ちゃんが「へ?」って顔をした。緩い優雅な髪型を想像していたのに、出来上がった頭はクリクリ・チリチリのパンチパーマ。兄ちゃんは「ヒャは!」って笑ったもんだ・・以来、ただの1度もヘアサロンに行ったことが無い。なのに、きょう近所のヘアサロンへ行ったら「カットの途中で止めて帰ってきたの?」と言われるありさま。日本はやはり相性イマイチかな。