カシミールの日

いつもは目覚めがスッキリ・パッチリなのに、今朝は珍しくも起きるのが面倒な気分。何時もより30分ばかり遅く6時半にキッチンへ行ったら静まりかえっている・・子どもたちが7時に家を出て学校へ行く様子も見られない。スタッフたちも出てこない・・犬たちだけが朝ごはんはまだか?と騒いでいる。ま、こんな朝もあるかな・・と思いながらカレンダーを見て、きょうがカシミールの日(休日)であることを思い出した。土日月曜の3連休ですがな。日本も祝祭日が増えているが、当地の休日は「ことあれば・・」というのも含まれるから日本の比ではなくイッパイある。
従来のインド・カシミールは1947年の印パ分離以来、国連決議によって自治を保っていた。が、2014年にヒンズー至上主義のモディが首相になり、国内で唯一イスラーム教徒が多数派になっているカシミールの特別自治権憲法第370条)を、大統領令を公布して廃止、インド人がカシミールの土地を取得出来るようにもした。早い話が中国のウィグル人に対しての施策、ウィグルの土地を漢民族の土地にする・・というのと同じようなものだ。強欲な為政者というのは世界中、同じようなものか。そして、この30年余、旧インド・カシミールで殺害された住民は10万人に近い。きょう「カシミールの日」では「インドに征服されたカシミール、そこで迫害を受けている人々への連帯を表明、そして殉教した人々に対し1分間の黙祷!!」

パキスタンの総選挙、選挙活動は6日深夜12時に終了するという。不思議なのは有権者の1億2800万人に対して2億6000万枚の投票用紙を印刷完了と。この投票用紙・・いつの場合も有権者の倍以上は印刷されるらしい、まったく???だ。パキスタンは過去53年間に11回の総選挙、投票率は50%程度という。投票所へのアクセスが悪い、女性が外へ出ない(出さない)部族地域もあるしな・・ パキスタンは軍事政権が長く続き、たまに文民政権になったとしても内実は軍事国家であることに違いはない。元首相のイムラーンも初めは軍の意向に添っていたようだが、対立したことによって政権を追われた。アメリカはシャリフを勝たせたいらしい・・と、言われている。