カシミール連帯の日

きょうのイスラマバードは日本(関西)で言うなら5月の陽射し、一気に春めいて来た。今冬は一度もマイナス気温にならず、気まぐれに早々と蒔いたコスモスが芽吹いて来た。知り合いの家では杏が2輪花を付けたという。自分のブログを読み返すことは滅多にないが、昨春の杏の開花は何時だったのかと気になった。登山やトレッキングなどのお客様が来パされる仕事柄、年間の降雨・降雪、気温などには敏感なオバハンだが、若い頃には1輪2輪の花を愛でるような心境には遠かった気がする。後期高齢者になり、仕事から遠ざかり時間がいっぱい出来たから1輪2輪の花が待たれるのかな。
登山と言えば、先月半ばネパール人10人による冬季のK2(8611m)に初登頂がなされた。聞くところによれば国際隊4チーム60人による登山であり、そこに参加していたネパール人による登頂と。世界には8000m峰14座あり、K2を除く13座は既に登られていたが、エベレストに次ぐ高峰のK2冬季登頂のみがなされていなかった。
2月5日は、インド占領下で人権侵害・自由を奪われ虐げられているカシミールの人々と連帯する日だった。昨年インド占領下のカシミールに暮らす人々は70年間にわたる自治権を剥奪もされている。パキスタンカシミール問題について国際司法裁判所に提訴もしている。おそらく(オバハンの勝手な想像によるが)その連帯の日に併せ、世界へのアピール・国威発揚の意味もあってか、パキスタン人による冬季K2登頂を軍は後押ししたのではなかろうか・・5日、K2のベースキャンプから出発した3人、アイスランドとチリの登山家とパキスタン人は現在、行方不明となったままなので、続報を朝から気にしている。