共同で武装勢力を殲滅せよ!

イランに対しパキスタンが本当に報復攻撃をするとは想わなかったな。イランからの攻撃に対し「理不尽であからさまな主権の侵害だ、この違法行為に対抗する権利がある」とパキスタン外務省は反発していたが・・国民向けのパフォーマンスだと想っていた。パキスタンは東西、両隣にアフガンと建国時からの敵国インドを抱え、両国との関係がますます険悪になっている。
アフガンにタリバーン政権が生まれた2年半前は、政権の中枢がパキスタンとの同族パシュトーンで占められているから、パキスタンとは上手くやって行くのだろうとオバハンは期待をしていたが、さにあらず。タリバーン政権は中世からの価値観に彩られた??狭量なイスラーム原理主義を護持するに傾き、今やアフガン女性の暮らしは不便で困窮そのもの。国際社会からも「アフガニスタン」として国家承認される見込みは無し。その上、11月からはパキスタンで長年暮らしていた130万人ものアフガン難民の強制的な排除、今やアフガンとは良好な関係というものにはほど遠い。
パキスタンの東に在る大国インドは世界1の人口と経済も上昇の一途、今や国際社会でも重きをなす存在だ。方やパキスタンは経済破綻デフォルトに面し、すべてに太刀打ち不能な存在になっている。軍事力も陸海空すべてに3倍近い差がついてしまっている。そんなパキスタンなので、今、イランとことを構える等、通常なら出来ないと想うのに・・
まぁ、全面的な紛争にはならないとは想うが、イラン・パキスタン共に、相手方の領土に自国を脅かすと言うか、反旗を翻す武装勢力が潜伏している複雑な情勢を、互いに協力し合って「共同で武装勢力を殲滅する作戦」を行えば良いのだという意見も出ている。パキスタンは経済の悪化だけではなく、紛争も抱え込む??そんな余裕はあるまいに・・