久々の夜空、気分ゆったり

何度も空を見上げ、迷いに迷って午後遅くにセットしたテントなので、矢張り使わなければ・・と貧乏根性まる出しのオバハン。双子座流星群のピークはパキスタン時間なら夜11時頃との見込みらしいので、9時過ぎには植木鉢へ炭を落し入れた。パキスタンの炭は品質が悪くて中途半端な煙を伴い、一酸化炭素なのか何かが?出まくり臭いも酷い。万々が一の「中毒」回避作戦、テント上部の小さな換気口を開け、出入り口も片側全開。テント内で転がりつつ見られるよう、中天よりは心もち北東斜めにある双子座へ向けてマットレスや寝袋などをセット。
ほぼ無風、前夜よりはマシな夜空。シリウスはクッキリ見え、オリオン座のベルト位置にあたる3つ星も幽かに見える。大気汚染が酷くない地域ならば1時間に100個の流れ星は見えたのかもしれないが、大気汚染指数278のイスラマバードでは小さな流れ星は「今のは流れ星だったか?どうか?」と迷うような有様。代わりに??やや大きな流れ星は幾つも見られた。しかし20数年前の獅子座流星群の時と同じく、流れ星に向っての願い事はただの1つも出来ず。星が流れるたびに「お~~っ」「あ~っ!」「わぉ~っ!」と騒ぎ、瞬時にして消える流れ星。反射神経・運動神経の無さ、進歩の無さ再確認したのみ。大学受験を控えている息子の長女、「消えるの速すぎ!お願いしますなんて長いセンテンスでは間に合わない。ショートメッセージを考えねば」と大笑い。

子どもたちが小さい頃には天体望遠鏡が2つあった。1つは日本人学校へ寄付したと記憶するが、もう1つはどこへ行ったか・・結構立派な天体望遠鏡だったがセットをするのが面倒で片付けたままになっている。1986年のハーレー彗星を見た後(肉眼でも見えたが、尾はいまいち長くはなかった)何処かで埃にまみれている、仕事もなく暇な今こそ改めて探さなくっちゃな。