眼には眼を、歯には歯を、それ以上の復讐をしてはならない

イスラエルはタイ人やフィリピン人を中心に、約10万人を超える出稼ぎ外国人労働者を受け入れていたという。その10万人の中にガザからの労働者が入っているのか、いないのかは知らないが、ガザの失業率が50%近くと聞き、イスラエルではガザでの給料の10倍も稼げるとあっては、出稼ぎにはチャンスさえあればと、否応無しに近いものがあったかもしれない。そしてイスラエル政府もガザからの出稼ぎ者1万8000人に対し就労ビザを出していたという。なお、昨日のニュースではそのうちの数千人をガザへ強制送還、約5000人がイスラエル当局に拘束されているとの見方をロイターが伝えている。ガザへ強制送還される人々の写真・・文字通り着たきりスズメ、小さな袋1つ手にはしていない。まるでナチスによって強制収容所へ送り込まれる寸前のユダヤ人たちのように・・こうなるとイスラエルのやり口は「度を超している」としか思えない。多くの人々もパレスチナハマスが仕掛けた戦闘だとは分かっていながら、イスラエルの行き過ぎた報復には眼を覆いたくなっているだろう。イスラエルは10月7日以来(本当かどうかは検証していないが)12000トン以上の爆薬をガザへ投下、広島に投下された核爆弾に相当するとも言われている。明らかにこれはジェノサイドだ。
ユダヤ教旧約聖書イスラーム教の聖典コーランユダヤ教イスラーム教も同じ神を信じている)の中には「眼には眼を、歯には歯を」という言葉がある。だがそれは受けた「害」に対して同等の仕打ちをもって報いるが、再現なく復讐を認めるものではない。むしろ眼には眼を、歯には歯を、それ以上の復讐をしてはならないとする戒めだ。

イギリスではハマスイスラエルとの軍事衝突について「停戦」を求めた与党議員が役職から解任され、パレスチナ寄りの発言をした野党議員も議員資格を一時停止されたと報じられ、与野党ともにイスラエルへの支持が際立っていると。そもそもイスラエルパレスチナの紛争は、イギリスの三枚舌外交から生じたことではないか!その反省もなく国際金融・政治を動かしている「ユダヤ人の側」に立つ狡猾な英国・・