国連総長、ガザへ行け!

朝7時、スピーカーを通して流れ来るアジ演説、そして人々のどよめき。我が家から集会場までの距離は1kmも離れていないと想われる外交地区に近いようだ。昨日も終日、近場でイスラエルに対しての抗議行動があった、いずれも政党による「ガザとの連帯」集会だ。3日前は若い宗教学生による集会だったとか。きょうの抗議行動はアメリカ大使館前での予定だったというが、政府(警察)は許可を出さず少し離れた場所での集会になったようだ。ニュースには参加人数などが書かれてはいない、だが写真で見れば2万人相当の人を集めている。ガザでは既に死者が8008人を数え、さらに数千人が瓦礫の下だというではないの。国連は何をしているのか?!国連安保理の役割は「国際平和の安全と維持につき、責任を有している」らしいが、非軍事的強制措置、および軍事的強制措置を決定することなどが出来るとあっても、法的拘束力がないとなれば意味が薄れる。ウクライナ・ロシアの戦争も含め「安保理」の存在は薄いと言わざるをえず、「事務総長、ガザへ行け!」とオバハン自身は安全な場所で、無責任な思いを抱いて嘆いている。ガザでは通信網が24時間の完全遮断後、徐々に復旧しつつあるとは言え、電気が無ければ充電も出来まい、外部との通信にも不便であろう。ハマスが攻撃を仕掛けたにせよ、支払う代償としては大き過ぎる。

ターボが逝ってきょうで40日。日本で言うところの四十九日を、イスラームでは40日目にする。で、我が家ではハナビちゃんと時と同じように、色とり取りの風船に各々メッセージを書きつけて数十個を秋空へ放し2匹の冥福をあらためて祈った。ターボが仲の良かったハナビちゃんと一緒に居られると良いが・・と。無風に近い薄青い秋の空をバックに赤・青・緑・黄・白の風船が揺ら揺らと舞い上がり上昇して行くのを見えなくなるまで見送り、ターボ(14歳)との9年間、ハナビとの幸せな8年間を思い出し涙が滲んだ。この数日、総ての万物(土木・工業製品にしても)には「限りがある」と認識、ようやく心が思い定まったような気がする。そのうちオバハンも逝くし・・などと想いながら。