新たな一帯一路

きょうは預言者ムハンマッドの誕生日。ムハンマドはメッカに産まれ、40歳の頃にアッラー(神)の啓示を受けたとされている。そう言えば今月初めから「月の出」がどうたらこうたら、月が見えたとか見えなかったとかニュースにあったな。イスラーム暦は陰暦で廻るから毎年の行事日が約11日づつズレてやって来るややこしさだ。おまけに多数派のスンニー派シーア派では誕生日にもズレがある、いやいや不思議なことだ。

パキスタン経済の悪化はとどまることを知らず、アチコチに対して「援助」を求めているのだが、返すあての無い援助を受ければさらに首は絞まるであろうが、「喉元過ぎれば熱さを忘れ」最後は神の御心により好転でもすると想っているのかな・・中国が進める世界的な経済・軍事領土拡張事業とも言える「一帯一路」プロジェクトは、今月で10周年を迎え参加国はアフリカのみならず南米にまで及び152か国、中国の累計投資額は22年現在で9620億ドルだと言うではないの。中国からの投資を贈り物だと思い込み受け入れたが、高金利IMF借款の倍の金利)に耐えられず破綻の危機に追い込まれた国は既に23か国だともいう。パキスタンも2024年には中国に対し1000億ドル超えの返済があると、何年か前のニュースにあった。何年か前の記憶で1000億ドルだから、いまはさらに膨らんでいるに違いない。中国に対し債務不履行に陥ったスリランカは港の権益を譲渡させられたし、パキスタンアラビア海(ホルムズ海峡)に面した戦略的用地の港を50年間だかの運用を認めさせられている。中国の資金に頼らず技術協力を受けたサウジアラビアくらいが一帯一路の恩恵を受けたらしい。
しかし、中国は一帯一路の次の段階へ進むため、「一帯一路国際協力首脳フォーラム」とやらを来月半ばに北京で開くとか。それにはプーチンをはじめ約30か国の首脳が参加予定とか・・中国経済に暗雲がかかり始めているニュースが見られる中、習近平は強気だな・・