パキスタン国会解散

昨日に続き、きょうも昼12時頃から1時間ばかりの突風・豪雨。屋上では今まで倒れたことがない大きな植木鉢が横倒しになり、椅子・テーブルも吹っ飛んでいる。先般、ピオレドール賞(世界の登山界の金メダル)を3度も受賞し、トップクライマーにして映像カメラマンと言われている人に西隣側へ伸びている鬱蒼と茂った大きな木を伐採して貰っておいて良かったこと!きょうの突風なら引き千切られて被害が出たかもしれないわ。とにかくパキスタンの突風は怖い、暑さのせいで木々の成長も早いのだろう、簡単に圧し折れる。この伐採して貰った大きな木も突風の通り道にあたったのか、数年前に1度半ばから圧し折れている。朝から蒸し蒸しと暑く停電も。暑くて停電は分るが、朝早くはガスも無い不思議な現象だ。首都でこの不便さだもの、郊外はもっと大変だろう。当然、田舎はさらに生活がし難いことだろう。

さて昨日、パキスタンの国会(下院)が解散した。本来なら解散から90日以内に総選挙があるのだが、年初からの国勢調査が(人の移動も多くて)遅々として進んでいないと。ましてや投票は実家へ帰ってすることになるのだから中々むずかしい。さらには国勢調査の結果で選挙区も再編される見通しとか言われているが、総選挙を遅らせる理由の1つは「正義党」議員の取り込みにあるらしい。パキスタンの議会の定数は340人余、小選挙区制で女性議員席は60人、10席は非ムスリムに割り当てられている。1973年に両院制に移行したが、それまでは1院制議会だったらしい。選挙(投票)には文字の読めない人への対策で、垂れ幕や選挙ポスターには虎だの車だの、自転車、ナイフなど等のシンボルマークが羅列で賑やかだ。日本ならば解散後40日で総選挙だが、パキスタンの総選挙は(いつも)見通しが立たないな。