第77回目の独立記念日

独立記念日に備え数日前から街中のビルがイルミネーションで彩られるようになり、独立記念日前夜の昨晩はあちこちで上がる花火で賑やかだった模様。オバハンは花火見物が子供の頃から大好きだが、パキスタンの花火はしょぼくて積極的に見ようという気にはならない。当地の花火は中国からの輸入というか、個々人が持ち帰って来たらしいモノを、それぞれが思いつきで上げので、さほど高くは上がらないし何処に上がるかも不明。音がした方向を見た時には花火は終わっている、そして大概が30数発前後を上げれば終わる花火なので1梱包が、そのくらいの数かもしれない。今年の正月、シンガポールの特等席で見た花火は10数年ぶりに見た花火ということもあり、この先、年齢的にも花火見物の機会はないかも・・との感慨と共に華やかさに感動したな。シンガポールなので協賛の日本企業も多かったのだろうし、特等席の代金も花火の購入・準備諸々に含まれているからこそ、あそこまで大規模な花火ショーが出来るのだろう。パキスタンで日本の花火を上げて欲しいなどという贅沢は言わないが、せめて政府主導で場所を限定して賑やかに・・などと一瞬、想ったが、コントロール不能な人々・・その警備などを想えば大がかりな花火大会は不可能だな。

さて先日、国会が解散し、数ヶ月以内??にあるだろう総選挙までの暫定首相が任命され、本日、宣誓式があった。暫定首相は52歳、アフガン国境に近いバローチスタン州の出身。政治家としてのキャリアはまだ数年足らずと浅いが見た目は大変、誠実そうというか温和そうだ。本来ならば国会解散から90日以内に総選挙だが、パキスタンに予定通りの「モノ」はない。
というか、1990年台の末頃をピークにパキスタンは年々、悪くなっている・・