オバハンは心が広い・・・

東隣家を改装している工事人夫、オバハンが睨みつけるたびに両手を合わせてお詫びのつもりらしい仕草5日目。まだまだ許す気にはなれないが、仕返しを真剣に考えるのはチト治まった。派手に伐採された樹の葉はとうぜん戻らないから、大きなキッチンの窓にはお日さま燦燦で作業意欲が落ちる。仕方なしに窓の外に寒冷紗を下げたが、そうなると視界が狭くキッチンからはハナビちゃんのお墓が見えない。狭くなった視界の中で「まだ許す気にはならんぞ!」と思いつつも、両手を合わせて頭を下げるのを見ていると「もう好いか・・」とも思えるくらいには進歩した。オバハンは心が広いのか? 20年くらい昔、オバハンの周りには心狭委員会なるものがあった、文字通り心の狭い輩ばかりが集まっているグループだ。何に関しても一家言ありというかアラ探しで盛り上がり、許す許さないと賑やかなグループだ。オバハンは大まか大雑把・拘らない?故にと、その心狭委員会には入れて貰えなかった。拘らないのではなく、忙しくて拘っていられなかっただけなのだが・・何にせよ、ようやく我が家の庭木には綱を張ったり割れた植木鉢を取り替えたりと大方の始末がついた。

1日から我が家に新しい仔犬が来た。いつまで経ってもハナビちゃんに拘りペットロスからの完全立ち直りに至らないオバハンを案じてのこともあろうが、子どもたちも新しい仔を迎える気になったようだ。新しい仔はイングリッシュ・コッカースパニエルで、大切にされていたのが良く判る仔。我が家に来て僅か2、3分で馴染むという順応性の良さ。近日中に、またもう1匹ゴールデンレトリバーが来るらしい。どちらも毛が長いから暑いパキスタンでは可哀想な気もするが・・