お別れ会

ほんの僅かばかり薄雲の広がりは見えるが概ね晴れ、きょうの外気温は32℃になった。昨日もほぼ同じような天気の中、午後からハナビちゃんとのお別れ会というので風船50個にそれぞれ、思い思いのメッセージを付けて空へ飛ばした。中にはハナビちゃんの大好きだったビスケットをテープで止めた風船、歯磨きビスケットをくッ付けたもの、深紅の薔薇の花をテープで留めた風船もあったが、すべて風に乗ってユラユラ揺れながら空高くまずは東へと舞い上がり、最後は西の方向へゆっくり流れて見えなくなってしまった。
ハナビは賢かったが、出掛ける時に「行ってらっしゃい」と、手を振るのだけは最後まで覚えず出来なかったとか、9年近い中で字だけは教えていなかったから書いたメッセージは読めんなぁ~とか言いながら賑やかに送ったのだが、オバハンと13歳になる息子の次女だけは涙が止まらなかった。事故直後を見てしまったというのもあるが、2人して事故に至る責任の一端を感じているのも確かだ。
そして風船が小さく見えなくなるまで空を見上げながら、
ハナビちゃんがどれだけ家族の皆から大切にされ、愛されていたかが良く解るお別れ会だと改めて思った。今までたくさんのペットを見送って来たが、ここまで愛されたペットはいない。ハナビちゃんはダントツに賢くて、家族の思いを先取り出来るからこその気働き、甘え上手の故だったとシミジミ思う。今後、これだけの賢いペットに出会うことはないだろう。
ハナビちゃんのお墓はオバハンが1日のうちで1
番時間をつぶすキッチンの横にしたが、少しずつ土の盛りが下がっている。昨日は深紅の薔薇の花びらで半畳分もの地面を覆い、その横にマグノリア木蓮を植えた。悲しさを引きずっていてはならない、心の回復に気合を入れなくっちゃな・・