いきなり熱波

3日前までは朝一で暖房スイッチを入れていたダイニングなのに、一昨日から急に陽射しが強くなって昼の外気温が32℃になり呆気にとられている。明日からはさらに暑くなり週末にはイスラマバードでも35℃との気象予報、ラホール市などでは39℃と言うではないの。朝9時前、ギラギラ強い陽射しにならぬ間にとコーヒーを持って屋上へ出たが、10分ばかりの日光浴で肌がヒリ付いたので敗退。日光浴から6時間経った今も肩がヒリヒリし続けて軽く痛んでいる。晩秋・冬から2月いっぱいまでは雨、雨、雨の日々で春らしい日はほぼ無く、いきなりの熱波。今夏は嵐や雹に見舞われる日が多いのかもと案じられてならない。
ラホール市を中心とするパンジャーブ州パキスタン最大の穀倉地。いま丁度、小麦の収穫期にあたっているらしいが、平均気温が30℃を超え1℃上昇するごとに小麦の収穫量が10%も減るというので生産者などが騒いでいるとか。世界有数の穀倉地ウクライナが不安定な今、世界的に小麦は品薄になると案じられている上に、パキスタンの主食・小麦の収穫量が熱波で落ちると言われれば、先々の不安定さは限りな、庶民の暮らしはますます大変だ。昨日、息子が子供たちにマーケットでのひったくりや置き引きが増えるし、治安はますます悪化の途を辿るだろうと真剣に注意をしていたな。20年ほど前の物価安く暮らしやすいパキスタンは何処へ行ったものか・・
さらには新緑とともに花粉が一気に飛ぶというので花粉注意報までが出た。今年は春から出だし最悪、心が弾まない。