あしたはあしたの風が吹く

20年以上もの昔、家を建てるときにパキスタンの気候事情を深く考えることもせず、「外に広がる緑が良く見えればどんなに気持ちが良かろう!」と、どの部屋の窓も凄く大きく作った我が家(ゲストハウス。おかげでどの部屋からも目に入る緑は嬉しいが、窓ガラス越しの熱気も半端ではない)だから熱気を少しでも防ごうとカーテンもそれに合わせて丈は3m近いし、ヒダも多くて幅も広く厚い。そのデカイもの30数枚をセッセ・セッセ・セッセと外したツケは矢張り自分で始末すべきだと律儀に考えたオバハン。昨日はお手軽にと洗濯機に放りこんで時間ばかりがかかって音を上げた。その失敗を反省し、きょうは早朝から屋上に直径が80cmもあるタライ3個を並べてスタッフ、洗濯お姉さん、オバハンの3人で踏み洗いを開始。普段でもヨレヨレ・フラフラと足元が覚束なくなっているオバハン、水を張った盥の中のカーテンは結構な重さがあって10分もしない間にヨレヨレ!ドブン!と盥の中に横倒し、ずぶ濡れ。
責任を全うしようなどと健気なことを考えたが、結局は役立たずで終わった。しかし役立たずなりに張り切ってあれこれ動き回ったので早々と全身の筋肉痛、おまけに転んだところには大きな青アザまで。だが、だが、きょうは30数枚を洗い終わって満足、満足。昨日の後悔は何処へやら!?喉元過ぎれば何時もケロリと忘れるものな・・
しかし真面目にカーテン洗いをするならば・・レース状のカーテンだけで後30枚はあるものな・・あしたはあしたの風が吹く、幸齢のためにも物事は深く考えまい!!