復活!

1年越しの腰痛以外は復活! 山道での揺れをモロに受けないようにと3点支持、4点支持で全身を突っ張り固定して乗っていたランドクルーザーでの筋肉痛も取れた。でも思い返せば20年以上前のアフガニスタン、10年余に及ぶ民族間同士の内戦が終わった直後のアフガン道路はもっと酷かった。戦車で抉れた道路の走行は小型船舶に揺られるようだったし、揺られながら穴ぼこに対処するための3点支持、4点支持だったものな。油断をすれば首が抜けるほどの衝撃や窓枠への激突、鞭打ち症にもなった。鞭打ちくらいなら命に別状はない、だが・・道路わきに隙間もなく並べられた地雷は凄かった。道端でのトイレ・野グソなるものは気軽に出来ず、「走る」と分っている日は水分の摂取にも神経を使った。そんな(日本人から見たら)過酷な現場が好きだった、今も好きなのだろう・・だから身体が付いていかないと分っていても、ついつい辺境などへは行きたくなる。コロナでこの3年半ばかりはギルギットへも行けなかった、ようやく行けるようになって母子保健センターの(初等母子保健指導・女性が手に縫製や編み物の技術を手につけられるよう)再開は凄く嬉しい。ギルギット、スンニー派の女性には今も自由にいられる場所はない。日本人には理解の及ばないことだろうが、手首が見えている、スカーフから髪の毛が見えているなど、1挙手1投足が家の年寄りから見張られている。そうした窮屈な、女性たちに言わせると充分な呼吸も憚られる酸素の少な家から、例え3時間でも逃げ出して息がつける場所(センター)は有り難いと、そしてオバハンたちの活動はそうした場が提供出来ることに意義を感じている。今回のギルギット行きで体重は2kgも減ったが、ともあれ復活。硬く炊き上げた小魚の飴煮を噛み締め、しっかりご飯を食べて体重を戻し、また行くぞ!

パキスタンは昨日(6月が新年度になるので)2023~2024の予算、総額14兆4600億ルピー(日本円で7兆円くらいか)が成立した。公務員の給与は約30%余の昇給、人件費の最低賃金も30%増か。国防費はGDP国内総生産の1,7%、総支出の12,5%を占めているとある。後でゆっくり調べなくっちゃ。