中村哲先生の肖像画が消された

昨日、カブールの中心通りにあった、中村先生の肖像画が消されているのが確認されたとのニュース。写真では中村先生の肖像画の部分が白く塗り潰され、アフガンの独立を祝う文言に変わっており、右側部分の紅梅の花の絵は残っている。大変残念だが、タリバンとしては「偶像崇拝」に繫がるとも見られる壁画なので消して当然との思いなのだろう。何時かは消されると想っていたが、現実になってみると残念だ。だが、一神教であるキリスト教ユダヤ教イスラーム教では、神から与えられたとされる「掟」の第一番目は神以外のものを崇めることを厳に禁じている。また、預言者ムハンマッドを視覚的に描写することも禁じられている(が、宗教美術画としては現存している。ただし崇拝の対象ではないと信者たちは理解している。預言者ムハンマッドを表した絵、イスラーム行事などでは預言者ムハンマッド等に扮した人形もあったりするが、それらの顔面には白い布ベールが掛けられてあり、崇拝するものではないとする認識で一致しているようだ)

今朝の当地のニュース、アフガン・イスラーム首長国は首班・主要大臣の指名に入って新たらしいアフガンの船出は間近と。顔ぶれをザッと読んで・・前タリバン政権で主要な役職についていた人たち、何人かの名前があった。各主要部族からの代表みたいな・・新政権に期待していたオバハンはチト、がっかりしたが。ここは矢張り少し長い目でアフガンを見なくては・・と思い直した。
日本も政権を投げ出した無責任男で先行き明るくない。というか暗い。何事につけ期待してはいけないということかしらン。