ゴルゴ13 ギネス世界記録に認定

1968年からコミックで連載が続いている漫画、ゴルゴ13は連載開始から53年で201巻を達成し「最も発行巻数が多い漫画」としてギネス認定と。なにしろ600話、累積発行部数は3億部を超えると言うから凄い。
単細胞のオバハンはゴルゴ13のファンだ。ゴルゴ13を初めて手にしたのは何時だったか・・まったく記憶にはない。が、誰かから頂いた漫画コミックで読んだのが初めだったと想う。その後も誰かが持って来たコミックで読み、単行本になった漫画を頂いて読み・・と、いう具合だ。そうして何巻か読んだ後に、たまたま初めの1~2巻を読み、なんと洗練されていない作画か。その上、主人公のゴルゴ13もいまいちハンサムではない・・おまけに当初の漫画では、主人公のゴルゴ13が無口で冷酷無比と言うイメージでもないことに笑い、半分・ガッカリしたものだ。しかしながらこのゴルゴ13という漫画は秀逸だ。単行本になった漫画の帯に「外交の裏側を描く」「世界史の謎を解く」などなどが宣伝文句としてあるが、取材が丁寧で国際関係なども実に良く調べてあって、ストーリー自体は毎回、ターゲットを針の穴を通すような狙撃で成功させるというワンパターンであっても、読み方によっては物凄く世界の裏面が見える漫画となっている。
もう20年前になるが、オバハンの経営する民宿に長期滞在していたゴルゴ13の原作者の一人と親しく話をしたことがある。その当時で原作に携わるのは10人ばかり、色々な国の専門家が居て原作を練ると共に、ストーリーや背景のチェックをするのだと。ギネス認定の陰には、延べ50人以上の脚本家が原作に協力とある、それでなければあの綿密な背景は描けないと納得する。