山火事

薄雲が広がり、夕方6時になって外気温がようやく37℃に下がった。乾燥しているせいで暑さはモンスーン時よりは凌ぎやすい・・とは言え、ここ3日は連日45℃。鶏などの餌やりに1歩外へ出ると熱気を吸い込み、中々厳しいものがある。夕方6時を過ぎても屋上の床は思いっきり熱く、輻射熱が酷くて水遣りどころではない。3年前前は夕方の水遣り、「根性」で出来たが今夏は「お許し」を頂く破目になったが、なんとか早朝の水遣りだけは続けられている。
屋上から見えるマルガラ丘陵の中腹では、先日から西から東へとたなびく「煙」が絶えない。時には尾根沿いを頂上へ向かって上へ上へと昇る赤々とした火も見える。毎年、乾季の今頃になると山火事が起こり、夜になると火の燃え盛るのが見える。首都開発公社では乾季の始まった4月から見回りを強化、24時間体制で消防車なども準備と言うが・・消防車が走れる範囲はごくごく限られている。朝夕の見回りにはヘリコプターも動員しているが、山火事を出来るだけ早く見つけ消化活動に繋げる・・のには、効果はいまいちのようだ。マルガラ丘陵は国立公園に指定されている、多くの野生動物が被害に遭っていると想うだけで辛いものがある。マルガラ丘陵には豹、大山猫、ジャッカル、いのしし、サルなど等を初めとする物凄く多くの動物たちが棲んでいる。生き物なら何でも大好きなオバハン、それらが煙に巻かれ死んだり火傷をしていないと良いが・・などを、燃える火の手を見ながら案じている。