夏は直ぐそこまで来た

夜来の雨と未明の春雷・強風、首都を覆って淀んでいた空気が洗い流され、マルガラ丘陵が約1ヶ月ぶりに鮮明な姿を現した。空気汚染度が久方ぶりに正常値となり、午後は屋上でゆったりのコーヒー・タイムだった。この分では明日もピーカン快晴に違いない、お昼ご飯は屋上でブーゲンビリアの花、蕾を付け出したザボン、イチジクなどの新緑を楽しみながら・・ということになりそうだ。
家からは野菜を買いに郊外へ行く時くらいしか外出しないオバハンだが、街ではコロナワクチンの(医療従事者への)接種が始まったこと、冬が終わって急に暑くなって来たこと等で、人々の間では「コロナは終わった」との勘違いが生まれている様子だとか。我が家の買い物は必ず朝一、お店が開くと同時に入店し、手早く済ませると決まっているのだが、きょうは休日のせいもあって、街では駐車する場所も見つけられないくらいに賑わっていたと言う。
3日前から「パキスタン独立宣言記念日3月23日」に向けての恒例、「編隊飛行」の練習が始まった。午前11時とともに戦闘機の重爆音が空を覆う、爆音を聞き、その方向を見上げたときには編隊は見えず、遥か遠くへ行ってしまっている。たまに戦闘機の吐き出すジェット気流が見えて、それを追うと先にキラキラ輝く機体が5機見える。この練習が始まると夏が近いことを実感する。
今夜は満月、澄んだ空気の下、ピカピカのお月さまに出会える幸せ。申し訳ない気にもなりそうな素晴らしい夜空だ、神様(大自然の摂理)に感謝。