カラチの魚屋と空港職員

昨夕のメニューは鯛の煮付け(鱗を取った皮の部分がきれいな網目に炊けて大満足)鶏のスパイス焼き、ゴマ和え、きゅうりと白菜の漬物、豆サラダなど等などだった。が、数えてみたら鯛はこの先、毎週1回食べることにしても8か月分はある。コロナでお客も呼べず、差し上げる親しい人も今は身近になく、当分は・・と想うだけで(贅沢な)悩み・悲しさだ。鯛を解凍して鮮度を見極め、それに合わせてフライ、煮付け、焼き魚とメニューを考えるのがこの先8ヶ月もか・・と。魚は好きだし料理も嫌いではないが、今回カラチから空輸されて来た魚の大半は鮮度がイマイチだ。
カラチの魚屋曰く「朝4時半に空港の貨物係りから電話があり、イスラマ便に魚を乗せられる、朝4時までに空港へ持って来い」と。「なになに?既に今4時半ですがな・・と思い、手当たり次第に魚を箱詰め5時過ぎに空港へ届けたので選別する時間がなかった」と。今から晩秋になるまでは魚が手に入らない。だから貴重な魚には違いないが、冷凍庫を開けるたびに魚臭い・・ついつい泣きが出る。こんなことで泣いてはいけないと思いつつ。

アフガニスタンにいる友人に断食明け新年のメールを送ったら、首都カーブルには居ないというので安心した。タリバーンは断食明け新年の3日間は休戦と言っていたが、テロは起こっている。911同時多発テロ以降20年もアフガンに居座っていたアメリカや多国籍軍、撤退を開始しているので今後は混乱が増すのは必須だが、アフガンに欧米諸国の言う民主主義は根付かないと断言出来る。欧米の言う「民主主義」が国としてベストの在り方でもでもない。落としどころなど見つかりそうにはないが、それはアフガニスターン(人)自身の問題だ・・