東京オリンピックの精神

2021年東京でのオリンピック、開催か否かは知らんが・・東京五輪のキーワードは若者、都市化、女性だと。早い話が「男女平等」を目指すと表記しなければならないところに問題がある。「男女は平等でない」と言い切っているようなものだ。
オリンピックが古代ギリシャで発祥したのは誰でもが知っていることだが、近代オリンピックの始まりは約130年前と。で、改めて五輪の精神とやらを読み返してみた。「スポーツを通して心身を向上、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアープレーの精神を持って平和でより良い世界の実現に貢献すること。」 大変解りやすくて結構だ。だが年々より良くというのだろうな、オリンピック精神に付け足しが出来て行き、2020のアジェンダは未来に向けた戦略としての提言の数々。大変結構な提言とは思うが、物凄く多すぎて読むのも辛い。後期高齢者になると根気も無くなりチラッ見して「もうエエわぁ~」という気になる。五輪の精神は当初のものと多様性ダイバシティーくらいにしておいて欲しい。
オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長、東京オリンピックの重要提言の1つを無視した女性蔑視発言で明日には辞任するらしいが・・森会長に代わりうる人がないとのことで、今までの失言・失態の数々は無いことにされ、ようやく今頃か。巨額なお金が動くオリンピック、そもそもその辺からしてオリンピックの清潔なイメージから外れているような気がないこともない。そして森会長だけではなく、その周辺も無責任なことを言い過ぎかも。1例を挙げればボランティアの大量辞任にしても、簡単に補充が出来るわけではない。それでなくともボランティアは足りないと言われていたのに。ボランティア講習にかかる時間と費用だけでも大変な筈だ、そしてそれ等も利権の1つなのだろう。国を挙げて何から何まで利権、利権。日本は開発途上国のことを笑えないわ。
日本に限らず世界中の国々で女性蔑視は無くならない。レディファーストたらと声高に言う西欧諸国でも、「弱い女性・幼い者を擁護する」と考える時点で差別かも。差別と言うより「区別」なのかね。
イスラーム教などはハナから男性優位だ、聖クラーンにも堂々と書かれている「男は外で働き稼いで来るから尊い」という意味合いのことが。