多民族・多宗教国家と 中村先生銃撃の主犯格?

日本は単一民族国家、神仏並立の国で良かった。多くの日本国民は信仰宗教なしと考えているが、正月には初詣に行き、死んだら多くが仏式で葬式など・・世界では考えられない大らかな宗教観の中で生きている摩訶不思議さ。それ自体に気づいていないことも興味深い。他国(アメリカ)から侵略を受けたと気づいたときは悲しい、だがそれすらも気づいていない大らかさ・・。いま世界中で紛争などが起こっている国々は殆どが多民族、多宗教国家だと言い切っても良い。各々の宗教・民族などなど拠って立つところに「各々の正義」があり、これが正しくあれが間違いと言い切れるものはない。
ミャンマーのクーデター、世界の多くは武力による軍事政権を認めないだろうが、クーデター側にはクーデター側の理由があったに違いない。大概は権力闘争であり、日々をなんとか暮らしている一般国民にとっては迷惑な話と言える。ただ、世界の見るところクーデターの後ろには中国があり、中国がミャンマーを手に入れれば陸路でインド洋に出られ(昆明からミャンマーのチャウピーまでパイプラインを敷いて)中東からのオイルを、英米の監視下にあるマラッカ海峡を通らずに取り込めることが背景だとも。今年に入って中国はインド領内に集落を建設、係争地域での実効支配を目論んでいるとも伝えられている。中国はどこまで貪欲になれば気が済むのだろうか・・

さて、アフガンで中村先生を銃撃した犯人、捜査当局が主犯格を特定とのニュース。主犯格は「誘拐して身代金を獲ろうとしたが、共犯者が殺してしまった」と生前周囲に漏らしていたと言う。しかし中村先生が銃撃された時の状況を克明に読めば、「誘拐の意図はなく確実に殺害」という強い意志が見える。襲撃打ち合わせが上手く行っていなかったなど・・とは、オバハンが想うにあり得ないな。なお主犯格が所属していた武装勢力はマララをも銃撃していたと報じられている。