オバハンも小ぎれいな服を持っている

15年くらい前まではイスラームの大祭・新年などに合わせ、お嫁チャンが新しい服を見繕い誂えてくれた。しかしオバハンが新しい服には手を通さないと判ってからは、服が届かなくなった。オバハンの服の好みは難しい。まず第一番目の条件は、汚れの目立たない色・模様であること、これは何としても譲れない。服のデザイン・スタイルなどはどうでも良くて、肌に馴染むこと・・と、簡単なようで難しい注文が続く。いま洋服ダンスの中に何枚か吊り下がっている小ぎれいな服の中には、お嫁チャンからのお下がりが何枚も混ざる。お下がりは何度か水を潜っているから肌には優しい。お嫁チャンはオシャレで素敵な服をたくさん持っている。だから中には「いいなぁ~オバハンも着てみたいなぁ。要らなくなったら頂戴ね・・」と言うような服もある。が、悲しいかな体型が異なる。丈の長いブラウス状のものは何とかなっても、パキスタン服(ワンピース状の物とスラックスのセット)は、手・脚の長さが異なるので何ともナラン!。お嫁チャンとオバハンは身長が5㎝程度しか変わらないのに、脚の長さに至っては20㎝近くも違のだ・・
洋服ダンスの中にある小ぎれいな服、すべて誰かからのお下がりだし、小ぎれいな服の出番は1年を通して殆どないが、オバハンも小ぎれいな服を持っていると言いたかった。靴も1足だけおしゃれなモノがあると付け加えておくわ。