物貰いのオバサン以下

我が家の1歳4カ月になるチビすけ(息子の長男)が犬たちのリードを持ち、散歩に行こうと催促をする。オバハンは何事に対しても常にスタンバイ。今からアフガンへ行こうと言われて迷うことなく、そのままの服で出立出来る。出かけようとするオバハンに息子から声が飛ぶ「アンタ、そんな物貰いのオバサン以下の服装で散歩か?」
確かにオバハンの服は、どの服も常に洗い晒しでヨレヨレだ、大昔から服=作業着の概念しかない。最近は賄いで台所にいる時間が長く、服はエプロンであり、タオルであり、たまには布巾も兼ねる。常に服で手を拭うので一部は手洗いしても汚れが落ちず油染みしているのは認める。洗い晒して生地が薄くなり、あちこちに破れも出ているし、確かに見た目「きれい」とは言い難い「服」だ。しかし一応は何かを着て身体を被っているではないか!
足元も修理をし続け、ボロさ極まれりというサンダルか運動靴だ。だがどんなにボロでも、濡れて滑りやすい大理石の床で事故らない「履物」は貴重だ。「その靴、もう捨てたら・・」と顰蹙を買っていた靴、ほぼ6年間は履いたし、物凄く歩きやすかった。不具合と言えるほどのこともなかったが1ヶ月半前に泣く泣く捨てた。何処かで誰かが「まだ使える!」と、履いていてくれたら嬉しいが、それはキッとあるまい・・だが、ボロの服、ボロの靴、それのどこが悪いというのか!オバハンが裸で散歩にでも出るなら問題だが、一応は身体を被っている。洗い晒してヨレヨレの服は体に馴染み、肌にも優しいのを分かって欲しい。