伝わらないオバハンの気高く高尚な思い

生ごみゼロを目指す暮らし。始末屋、超もったいながりのオバハンは一握りほどの食べ物でも、捨てられない。だから冷凍庫には雑多な「小物」がいっぱい溜まる。小型犬の1匹は小麦アレルギーらしくドッグフードが合わない、よってオバハン手作りの餌となる。スジ肉2㎏余(1週間分)は長時間湯がいて脂を落とし、ジャガイモ、ニンジンの皮、キャベツなど等はみじん切りとし、クズ米と共に犬たち3匹の餌に紛れ込ませる。鶏ガラは圧力釜で茹で、柔らかくなったら餌に混ぜる。捨てる物は犬には禁じられている野菜くずと、手ではほぐれない固い骨だけだ。     
このパキスタンだけではなく世界には食べられない人々がいったい何人いると思うのか?と、子供たちには度々、問いかける。子供たちも学校への行き帰りに、同じ年ごろの物乞いたちに頻繁に出会う(中には仕事として物乞いをしているプロモいる)。    
世界の飢餓人口は9億ほど、9人に1人が飢餓で苦しみ、1分間に17人が飢餓で亡くなっていると統計にはある。対して肥満は7億人近くだとも。コロナ禍によって飢餓人口が2倍になると恐ろしい国連予測を見ると、さらに食べ物を大切にせねばと思う。
食べる物だけではなくナイロン袋もサランラップも、使える物は洗って何度でも使用する。琵琶湖周辺に暮らして来たオバハンたち年齢の住民は、50年以上も前から自然環境を守るためにと啓蒙を受け、合成洗剤なども使わずいた。琵琶湖の下流に暮らす1400万人もの人へ届けられる水を汚染してはいけないと。
同じようにインダス河々口からアラビア海へのマイクロチップ等による汚染など等を想うのだが、かくも気高く高尚なオバハンの意図は、何度説明してもスタッフには伝わらず、単なるドケチ・ババァと解されている。無念じゃ・・