2月のアクティビティ(行動)8㎞

「オバハンさん、2月のハイライトをお届けします。2月のアクティビティ(行動)8㎞」と、グーグルマップ・タイムラインからのお知らせだ。今、使っているアンドロイド端末は2台目で既に丸3年になる。
使い始めた時点から位置情報が記録されると記されてあり、それは知っていたが自分の手持ちタブレットで「ロケーション履歴」とやらを自分で設定した記憶はないし、毎月の行動履歴を「知らせろ」との設定はしていない。なのにご親切にも先月から突然、「お知らせ」が入るようになった。
自分の行動範囲と行った場所(むっちゃマイナーな商店街)の写真付きの行動履歴にはチト驚く。「そうかぁ・・・先月、歩いて出かけたのは新しく出来た店を偵察に行った、この時だけだものな」と、自分の行動に納得。    
犯罪を犯しているわけではないのでオバハン自身の行動を秘密にする気はないが、よく考えてみると、なんとも恐ろしいアプリだ。本人しか閲覧できない非公開情報であっても、どこかにある「眼」で24時間監視されているとの思いが拭えない。世間の人は、こうした見えない眼に監視されていても平気なのかね?
中国の膨大な監視カメラの世界も気色が悪いが、このタイムラインというのも不気味だ。このタイムラインに限らず、日本でも監視カメラによる行動の把握は普通になっていて、防犯カメラの映像を解析して「犯人」の行動を捕捉するのは普通になりつつあるものな。     
視点を替えて単純に面白がれば、自分の過去の行動や、行った場所が写真付きで見られるから、それはそれで楽しめるが、やはり不気味だ。

グーグルが提供するサービスの一つというが、世の中は恐ろしい。単に恐ろしいと想わず、自分の行動を振り返り生かせば良いだけなのだろうと、前向きに考えるわ。