麻疹ワクチン

我が家の1歳10ヶ月が麻疹に罹った。外出は近所の散歩だけだし、家族と子守のオバサン以外には他人との接触は無い筈。どこで罹ったのか???考えられるのはオバハンが一緒でない散歩が先月下旬~今月初めに数回あった。パキスタンの人は子煩悩だ、誰の子供でも可愛がる。オバハンが一緒の時は「まぁ!なんて可愛い子なの!」等とニコニコ笑顔で寄って来る人たちに対し、コロナでもうつされたら大変と「近くへ来るな、寄るなぁ~あっちへ行けぇ~」と失礼を省みず大声で喚く。だから一人として現地の人々は1歳10ヶ月に接触していない。だがだが子守のオバサンと護衛のスタッフだけでは、その「失礼」な対応はし難く、誰かが1歳10ヶ月に「接触」した可能性はある。
熱が出て発疹が出て1歳10ヶ月の麻疹は2週間ばかりで治ったが、3歳でパキスタンへ来た息子はワクチン接種の機会を逸している可能性が高いと、医者の娘が言う。1962年から1979年に生まれた男性は麻疹ワクチンを接種していないから、早急に抗体検査をするようにって。今では行政(厚労省)から1972年~79年生まれの男性に対し、自治体からクーポンが届き、無料で抗体検査・風疹ワクチンが接種して貰えるらしい。息子は「その年代」にあたる。夏休みを後2週間ばかりにひかえ、日本行きを楽しみにしている子供たちのためにも、息子に麻疹抗体があり、今が麻疹の潜伏期間でないことを、麻疹に罹っていないようにと祈るわ。
その日本行き、パキスタンから日本へのフライトは激減。成田までは道中1泊40時間もかかり、成田で「検査」を受け陰性であっても、その後14日間はホテルに缶詰・隔離になるそうだ。食事は弁当が届くとは言え、部屋から1歩でも出れば直ちに監視所から電話がかかり「厳重注意」があると。そんなにしてまで日本へ行きたいのか?と、日本が苦手なオバハンなどは思うが、14歳と12歳は部屋での2週間をいかに過ごすか・・と、やることリストまで作成しているというから驚きだ。