アフガニスタンでの戦争(内戦)はなくならない

日本でも報道されていると思うが、今朝の当地の新聞一面トップを見て、当地の誰もが「やっぱりアフガンの和平は遠い」と想ったことだろう。歴史的な「和平協定」の調印から僅か2日、早くも暗雲。というか既定の路線というべきか。仲介のパキスタン政府首脳も、「アフガニスタンでの戦争を終わらせる解決策はない」と言うからな。    
そもそもタリバーンアメリカと「協定」を結んだのであり、現アフガンのガニ政権を認めてもいないし、話し合う相手とも見ていないと言明していたもの。昨日の段階でタリバーン側は「12000人のアメリカ駐留軍、そして国際部隊などは攻撃の対象としないが、アフガン国軍に対しては攻撃をやめない」と宣言している。とは言え、どこにでも跳ねっ返りはいて、アメリカ兵にも攻撃を仕掛ける輩は居るだろうと想うがね。弾が間違って外国人部隊の誰か中ることもこともあるだろうしネ。
タリバーン側はアフガン政府に捕虜となっている5000人の釈放を要求(実数は定かではないが1万2000人ほどが捕虜になっているらしい)。タリバーン側は5000人の釈放が認められれば、現政権と協議するとしているし、政府側はタリバーン側に捕虜となっている1000人の解放を要求している。  
いずれにせよ、未だに大統領選挙の結果はくすぶっていて、ガニ大統領の立場は脆弱だ。     

日本のマーケットでは「あれもない、これもない」というお笑いのような状態らしいが、イスラマバードでも似たようなことになりつつあるらしい。ネットとなどを介して世界中のニュースがたちどころに廻る世の中になったせいもあるだろう。笑うに笑えないわ。「お札にはウィルスが介在するからカード支払い」だと。カードがない者はどうするのかね? 「町には生理用品がありません、中国人が買い占めて本国に送っているそうです」  
まったくなぁ~~人間の考える事、行動は何処でも似たようなものであるらしい。