無人機の攻撃はパキスタン観光業を壊滅させた

無人機の攻撃によってパキスタン観光業は壊滅した」と、新聞論説者が語っていたが、本当にそうだと思う。
911同時多発テロからこちら、アメリカの声高な「テロ殲滅宣言」によってパキスタンの観光業は大痛手を被っている。テロでしか対抗できないテロリストたちにも言い分がある、とは思っていないアメリカにも問題がある。もっとも自分が直接の被害を受けたなら、そうも言っていられないかもしれないが、911に関してはアメリカの自作自演だとオバハンは信じている。

ナンガパルバットでの悲劇、無事だった約40人の登山者やトレッカーたちはイスラマバードへ帰って来た。ナンガパルバットは8000m峰の中では下界から一番近く、ジープを降りてから3日でベースキャンプへ到着できるから、予算に余裕のない旧ソ連出身者からは人気がある。

そうそう、昨日、以前にナンガパルバット(ディアミール)へ行かれたことのあるお客さまから、「テロリストがあの道を3日も歩いて行ったとは想えない。村の中も通るし、その間、村人は誰も通報しなかったのでしょうか?」とメールを頂いた。 今どきは山間部でロバを引いたおバァさんですら、携帯電話を持っている時代だ(オバハンは持っていないが)。 パキスタンの電話代は物凄く安いし、暇さえあれば皆、携帯を片手にしゃべっている。その彼らが通報しなかったのかと。

:ギルギット・バルティスターン主席大臣は、「攻撃者の脱走路が発見された」と昨日、発表したが…