警察署から武器と制服を盗んで逃げた・・・

金曜日の未明、パキスタン北部(スカルドゥやナンガパルバットの南側)で強震があったと。 ただし震源地もマグニチュードも詳細不明とあったので、地震で雪崩などが起こり、登山隊などが巻き込まれていないのか等、気にもなったし、昨日は続報を捜していた。

続報はなく、地震に関しては大きな被害も出ていないようだが、代わりに嫌な記事(1段6行ほどの小さな記事)を見つけてしまった。
「金曜日の夜、ディアミール(ナンガパルバットの北側)で40人ほどの民兵が警察署を襲撃。スタッフを人質にとってロープで縛り上げ、弾薬や警察官の制服を盗んで逃げた」と。
ということは… 近々、ディアミール周辺の何処かでお金を持った誰か、外国人が襲われる可能性があるということではないのか??? 普段から強盗に遭う心配をしながら走る、あの地域…

今朝の新聞では、「政府軍は武装勢力の潜んでいる北ワジリスターンの40%を掃討し」と報じている。しかし、陸続きならばどんな険阻な山も武装勢力は苦も無く逃げて行くとオバハンは想っている。ディアミールなどは、パキスタン人であっても普通の人ならば通れない(通して貰えない)険阻で閉鎖的な地域だ。現にアフガン側へ逃げ込めなかった武装勢力が山越えをして逃げ込んでいるのではないのか。ディアミールで警察署を襲った民兵が、逃亡した武装勢力とは限らないが、一般人が絶対に入り込めない閉鎖的な地域、北ワジリスターンと似たような地域、人心…となると、今後が案じられる。 


1日の断食の終わる夕方7時20分。日没とともに響き渡るサイレン音。一瞬にして時間が停まり静寂が訪れる不思議な「時」がオバハンは好きだ。 誰もが一斉に水(ジュース)を飲み、アッラー(神)への感謝を捧げる、イスラーム教徒としての連帯感。断食を試みた者でないと理解の出来ない充実感。