毎年の5月中旬ならば深夜でも熱気が残って30℃近く息苦しいばかりの気温なのに、昨夕は陽が落ちるとともに爽やかさを感じる気温に変わった。涼しさもあったせいか夕方から深夜まで続いた大統領官邸前と国会前での反政府集会には力がこもっていたな。 特に車の走行が少なくなった9時頃からは政府批判のシュプレヒコールが延々と部屋まで聞こえ、合い間には軽やかな音楽まで。 主催者としては、「重い」反政府行動だけでは若者が参加し難いとでも思ったものか。(もっとも今朝の新聞には大集会の様子は無視されたとみえ、報道にはなっていない)
深夜に開催された国会では徹夜審議の末、決議は「ビンラーディン殺害のほか、米国がテロ組織掃討の一環としてパキスタン領内で行っている無人機による攻撃についても、直ちに中止しなければ、北大西洋条約機構(NATO)軍の域内通行禁止も検討せざるを得ない」と。 また決議ではパキスタン政府に対して、「対米関係を国益が保証されるもの」とするよう等、見直しを求めていると。まぁ当然のことだわな。
だが、それならば先々週だったかにイムラン・カーンが開いた集会の内容に、オサマの事件が加わった(主権侵害の)勘定か。
しかし政府っていうのは「何」を指し、「誰」が「誰」で決議や決定するのかなぁ??? 最近の政府とやらは個々人が自分のことしか考え行動していないようだから、オバハンにはもうサッパリ解らんわ… 政府としての機能を発揮していないのは、どこぞの島国だけではないみたい。(珍しくTVニュースを見たら、福島県知事が菅総理に何ぞ陳情している場面だった。菅総理は無表情・無感情だったな。ありゃぁビョーキだわ。当パキスタン国といい、日本といい…先行きは暗いなぁ)
オサマ・ビン・ラディン事件に関しては、現場へ行った人たち、地道な取材を続ける人たちに聞けば聞くほど… 米パ共同のドラマに思える。 もちろん国会議員の多くも「事実」を知っているらしいということで、完全なる出来レースみたいなものだ。深夜開催の国会開催にしても…国民向けの単なるパーフォマンスというだけに思える。だからこそ、「誰」が「誰」に対して…どうなのかと思ってしまうのだ。