テロは無くならない

気が付いたら……という書き方はオカシイが、はや5月も半ばではないか。 例年ならばこの時期には40℃を遙かに超えている筈の気温が40℃の直前で足踏みをしている。でも、ようやく40日遅れでかけ布団を片づけた。蚊も1ヶ月遅れだが出始め、本格的な夏を迎えた。 
どんなに暑くてもエアコンを使わないオバハンにとっては、4ヶ月余の辛抱で今夏の酷暑が乗り切れるなんて夢のようだ。例年のごとく半年間もの長い酷暑を耐えることを思えば、楽園暮らしだ(暑くても寒くても、常態でひたすら我慢をするサドマゾのオバハンにとっても、辛いのは辛い。ただ辛さを克服した時の達成感を求めて我慢をするとでも言えばいいかな… 息子には変人のアホ扱いをされているが…)

福島原発1号機は大震災の直後に友人が「最悪の状況」と言って来たように、やはり核燃料の「メルトダウン」を起こしていたし…… それにしても明るい話題がないなぁ~と思うのはオバハンだけか?  

いやいや、オサマ・ビン・ラディンを殺害したと発表したことで、世界における「テロとの戦い」において表面的な勝利???を得たと信じている単純な大半のアメリカ人にとっては、明るい話題なのかも。それにしても報道をそのまま信じるアメリカ人の大半(日本人もかな)は平和だわ…
しかし一連の報道を見る限り(紙面や報道時間の都合でもあろうが)、世界では何故テロが起こるのか? 武装勢力でもある彼らが何故テロに走るのかが報道されない。 オサマ・ビン・ラディンを葬っても、「その思想を継ぐ者」はある。すでにテロは世界的に見て分散化し、テロの脅威が消えることはない。

アルカイダザワヒリが後継者になるとの予測だが、ザワヒリにはアルカイダアルカイダなるテロ集団が本当にアルのか、ナイのか?)を自在に動かすだけの資金がない。 まぁ、世界を混乱に陥れるための資金をアメリカが裏の裏の裏からザワヒリにでも渡せば別だが。 TTP(パキスタンタリバーン連合と言ったかな)にも裏の裏の裏くらいからアメリカは資金提供していたとも思えるふしがある。そもそもアフガンでの武装勢力が強大な力を持つようにと、資金提供や後方支援をして育てたのはアメリカなのだから…… とにかく何処かで「戦争や紛争」が起こっていないと軍事大国の経済は滞るわけで……

今回のオサマ事件の終焉が、世界(アメリカ)における「テロ完全解決」にならないことを、むろんアメリカは知っている。 世界における一部権力者がより富むことはむろん、自国を富ませる(自国民に生活苦を感じさせない)ことは、国の指導者にとっては自分の地位保全でもあろうが… 
結果、弱小国は喰い物にされているという被害者意識が抵抗集団にある限り、また欧米の価値観が世界の価値観のごとく押し付けられているとの思いが弱小国側に鬱屈してくれば、反抗勢力はますます欧米に刃向いテロはなくならない。双方(アメリカと反抗勢力)共にテロに走る下地は充分だ。