大統領さまの「ご反乱」

先週の半ば頃からメールの送受信が出来ない。早々の修復をサーバーへ掛け合っても担当者がいないとかナントカ、埒があかない。ようやく昨日、判明したのは…サーバーが倒産だと! サーバーへは5年分だかの前払いをしてあるというのに…と立腹していたら嫁ハンが、「お姑さん、私も国連クラブへのクラブ費を1年分前払いしていましたが、担当者が持ち逃げをしたとかで前払いした分を返して貰っていません」と。国連の職員ともあろう中にも、とんでもないヤツが居るのが判明した。
基本的に当地では前払いをしたものが返って来たためしは、過去30数年間一度も無い。 なにはともあれ、本日は新しいサーバーを探して契約しなくっちゃ。そんなわけでメールをお送り下さっている方々には、ご迷惑をお掛けいたしております。

2月初めに春一番が吹き、今未明の降雨は激しい春雷と共に春三番というべきか。ベランダでは三色スミレの花が先般から咲き、スイトピーも花咲く一歩手前まで来た。平野部では畑に種を蒔く、この時期の雨は貴重だ。1年の収穫の見通しもある程度は立ったということで、これも大統領さまの雨乞いのお陰であろう。
しかし、その大統領さまと言えば… 一昨昨日の夜のミーティング(キアニ陸軍参謀長、最高裁判所長官、首相、野党のトップであるシャリフ元首相などなど)で合意決定した人事などの事項を、翌朝またもや気まぐれでひっくり返されたそうで、昨日の新聞では「Oh no you don't, Mr President」なる全面通しの大見出しが踊っていた。

大統領さまの「ご反乱」につき、パキスタン最高裁は大統領が指名した最高裁と、ラホールの高裁の判事人事について、憲法に規定された手順を踏まなかったとして凍結することを決め、首相やシャリフ元首相なども最高裁の判断に従うらしい。
ご反乱の夜には、これで現政権の命運も尽きたと一時暗雲が立ちこめ「非常事態宣言が出るかも」とも思わせたが、なんとか非常事態は免れたようだ。それにしても…我が大統領さまは…どうしてこうも勝ち目のない「ケンカ」をなされるのか?