職業訓練と雇用の場を

アフガンを電撃訪問、現地に7時間だけの滞在後、昨夜遅くにイスラマバードへ到着、そのままギラニ首相との会談に臨んだ岡田外相。単なる移動にだけでも時間を要するから、随分、お疲れの顔つきだった(TVから)

アフガンではタリバーンの元兵士に生活費を支給し、職業訓練を行う案について大統領などから意見を求めたと。「大統領はタリバーン幹部との和解は難しいが、イデオロギーに関係なく加わっている人たちとの和解は十分可能だ」との一言で、タリバーンと一括りにされている武装勢力の多くが、生活のために武装勢力として参加していることが判る。
確かに職業訓練は必要だ、しかし、その後に控える雇用の場はさらに重要だ。職業訓練を受けても働く場所がなければ、生活は成り立たない。収入が確保できなければ、再び武装勢力として給与を貰う生活に戻らなければならない! そこを見据えての支援にならなければならない。

オバハンが30年余にわたって細々と支援活動を続けているNGOでは、来春から「子どもたちをタリバーン武装勢力)にしないためのプロジェクト(仮称)」に取り組む予定。詳しいことは省くが、要は子どもたちを過激な神学校へ追いやらないためのプロジェクトと言えばいいかな。 資金力がないので大したことは出来ないが、年間200人の子どもでも良い、いや10人の子どもでも良い、武装勢力としての道を歩ませないための努力はしたい。

また日本はアフガンやパキスタンで今後、どんな支援が出来るのか? 目を離さないで見つめて行きたい。