枝垂れた黄梅が満開

冬が終わり木々に新芽が吹き、空が淡淡とした緑色に包まれだした。気候が良くなったせいで、このところ野外大バザールへ出かけることが増えた。1年中で最も野菜の種類も多いし、嬉しい時期だが全般的に総てが高くて、庶民はどうして暮らしているのかと不思議でならない。通いのガードマンなどは、帰宅しても晩御飯が無いことが多くなったなど、悲しいことを言う。以前のガードマンたちは我が家へ来てから朝ごはんを食べ、夕飯を食べて帰っていたのに・・今のガードマン会社は指導が厳しいのか、朝夕ともに食べずにいる。ただ・・監視を緩めれば、我が家のスタッフたちも際限なくもろもろを消費するから、その辺りの引き締めは難しい。1年半前までいたスタッフ、自分たち用の賄い数人分の食事に、3日で1L以上という食用油の消費量だったし、砂糖も1日300g以上、豆、米、ミルクなど等が或る日を境に凄い消費量になった。早い話が自宅へ持ち帰っていたのだろうが、そんな行為を見破られないと想うところが浅はかだ。新しいスタッフが雇われたのを機に、ソ奴を盗人にでも仕立てるつもりだったのであろうと想われるが、オバハンにも目は付いている。一般パキスタン人の家では「主婦」なる人が総ての棚や引き出しに鍵をかけて管理、いちいちスタッフへ渡すというが・・おまか大雑把なオバハンは、せいぜい見張っているようなフリをするくらいで、限度超え、目に余るようになれば雇い主の息子に伝えるのがやっとのことだ。

屋上で枝垂れた黄梅が満開、地面も黄色に染まりだした。きょう買い物の途中で見かけた杏の花も満開になりかけていた。にもかかわらず隣家のスモモの花だけは、例年よりも10日は遅れているような気がする。春爛漫、日増しに暖かさも増し、陽射しが長くなっている。