スローライフを堪能

暖かく晴れそうなので、日光浴を兼ねて屋上での作業(子供用の小さな小屋のペンキ塗りや補強)にスタッフと共に半日を費やした。今まで知り合ったイスラマバード駐在のドイツ人というのは皆が皆、子どもたちが庭で遊ぶための可愛い小屋や、ツリーハウス(樹の上に小屋)とか、バイキングの子孫?とでも言うのか6m余りもある小舟を造って庭に置いて遊んだりしていた。そして離任の時には小屋や舟は我が家へと運ばれ、日本人はペットを置いて行く・・というのがこの10数年の定番だ。我が家も10年ばかり前までは大きな庭があったが今は無く、小屋は屋上へと運ばれ時折り格好の遊び場になっている。
昨日は葉牡丹の鉢植えを10鉢ばかりも買いに行き、庭では竹を切って立派な門松を作った。門松用の松は何処かの道路沿いから「戴いて来る」しかないが、一応、屋内のペンキ塗りも含め年内に予定していた作業のメドはついた。後は暇にまかせ、お節のメニューでも考えるかな。栗きんとん用の栗は少し残してある、当地のサツマイモは白いのでカボチャを混ぜて黄色に染める。鯛デンブはビートでピンク色に染める、あれこれ手間暇がかかって手造りは実に楽しく面白い。スローライフという暮らし方をワザワザ意識し、堪能し始めて20数年にはなる、パキスタン暮らしにはピッタリの生き方だ。沢庵も味噌も、たまり醤油も造る。さつま揚げ、こんにゃく、日々の各種漬物はもちろん、干し柿・乾燥野菜、干し肉(ビーフジャーキー)も各種燻製も、およそ作れない物は無いから不便さは感じないが、刺身用の魚だけは輸入に頼っている。