一人暮らし3週間目

賄いのない一人暮らしでも、朝は夜明けと共に起き出す。とにかく空が白んで来ると寝ているのが惜しい。単なる貧乏性なのか、躁病気味なのか・・と我ながら呆れる面が無きにしも非ず。だが、少しでも気温が低い時間帯に、あれこれ思いついたことを片付けねばと動き回る。半地下の廊下が臭う・・どこかでネズミでも死んでいるのではないかしらン? 2階の客部屋が臭うような気がする、一度、ベッドやマットレス、家具を外へ出して日に当てよう、あれもこれも確認しなくっちゃ。屋上へ出るドアの色が剥げて来た、ペンキの塗り直しだ。網戸が破けている・・等など、思いつくとジッとはしていられない。スタッフを効率よく動かすための「段取り」を整えるのがオバハンの仕事になる。
お気楽な一人暮らしで、いま一番の悩みは、1人分のご飯を作る難しさ。日本のように出来合いが買えるわけもなく、食べたいものを作れば最低でも3日は食べることになる。食べる悩み以外は、午後から本を抱えて至福の時間。

子供たち、昨夏休みはコロナのせいで日本へは行けず、オバハンは通年、家族の賄いに頑張った。が、今夏は日本入国の後、成田で10日間ものホテル暮らしを「強制」されると分っていたのに行った。親と子供たちは別部屋、行き来は不可。3食お弁当を頂けるとは言え、冷えたお弁当は悲しくて今後、お弁当は買わない、お弁当はトラウマになったとまで言い切る子どもたち。一般人は親子であろうと別部屋に強制閉じ込め! 入国時には政府の支持に従いますとの「誓約書」にサインまでさせられ、違反者は氏名の公表・・という措置もあるとか。
オリンピックまで後1ヶ月を切った、選手・役員は続々と入国して行くが、選手・役員には10日間ものホテル暮らしは強制しないと。なんという不公平!! ウガンダの選手団は成田での検査、コロナ陽性者が出ているにもかかわらず、そのままバスで大阪へ移動しているではないの? 政府のやり方は「無策・テキトー」そのもの。コロナの変異株デルタとやらは非常に強い感染力を持っていて、すれ違った程度の接触でも感染する可能性が高いというではないの! 世界中から選手・役員が続々と入国していく日本、国民は物凄く大きなリスクを負うことになるのを自覚しているのか?? 世界中で今、このデルタ株が爆発的に再流行しそうと案じているというのに。