今では日本人だけではなく、若い人の中には「911」と言われ、何のことか分らない(知らない)人が多くなったという。アメリカ(ニューヨークのシンボルタワーであった)ワールドトレードセンター(ツインタワー)に2機の飛行機が突っ込み、他にも国防総省ペンタゴンなどが標的になり、3000人近い人が犠牲になった「911アメリカ同時多発テロ」から20年が過ぎようとしている。オサマ・ビン・ラーディンがテロの首謀者ということにはなっているが、本当に首謀者であったかどうかは未だに不明だ。世界中の耳目を集めた、この通称911テロ事件。オサマビンラーディンがアフガンに潜伏しているにもかかわらず、アフガン政権がオサマの引渡しを拒んだとの理由で、アメリカがアフガンを攻撃したのは、どう考えても理不尽の一言に尽きると、未だにオバハン自身は考えている。
長期に渡るベトナム戦争でも多大の犠牲者を出し、膨大な戦争費をつぎ込みはしたが、その陰で大いに潤った一部のアメリカ人があったのは事実だ。そしてアフガンでも同じような構造で一部の人々が大いに潤い、笑いが止まらなかったことであろう。アフガンへの戦費7兆円?だったか、そしてアメリカ軍の犠牲者2500人、アフガンは民間人を含め10万人が犠牲になったアフガン紛争を、バイデン大統領は急ピッチで米軍の撤退を進めている。
武装勢力タリバーンは、「アメリカに協力したアフガン人を攻撃することはない」と1ヶ月ほど前に声明を出していたが、裏切りと報復、嘘つきがDNAに組み込まれている(オバハンが言っているのではない、アフガン関係の専門書に記述があった)アフガン人の言うことだ・・信用した方がバカと言える。米軍関係で働いていたアフガン人たちは、そのことを理解しているからこそアメリカなどへの脱出(ビザ取得)に躍起になっているのだろう。