2014年にイスラム国が建国?されて以来、パキスタではテロが激減していた。この間、隣国のアフガンでもテロは減り加減にあったが、ここに来て再びアメリカがアフガンへ増派を決めた。
「駐留米軍を撤収させればイスラム過激派組織などのテロ組織がつけ込むので、テロに対抗するため」とアメリカは言う。
オバマがアフガンからアメリカ軍を撤退させると宣言した数年前、オバハンはアメリカが大切な軍事テストの出来る場所を手放すわけはない。内陸であっても一旦、手に入れた大切な地域からの「撤退はあり得ない」と断じた。だから「やっぱりなぁ~。撤退はしないわ」とオバハンなりの納得はした。
古い話になるがアフガンはイギリスにもロシアにも勝った国だ。アフガン人(パシュトーン人)の性向を知らない欧米人たち、今後どれだけの軍事費をつぎ込んでもアメリカはアフガンでは勝てない。 すでにアメリカはアフガンの治安維持に日本円にして100兆円ものつぎ込んでいるという。そしてこの100兆円の他には治安維持などの数倍もかかった戦費は含まれていないというから物凄い。アメリカは物量でも最新技術でもアフガンに比較できないほど勝っていながら、現実の戦争には勝っていない。
そしてアフガン人の性向は、彼らは最後の1人になっても戦う人々だ。アフガンを構成する人種のうち約50%がパシュトーン人であり、彼らの掟「報復」を考えれば、この戦いにいくらつぎ込もうとも欧米は勝てない。国力を落とすだけだ。
8月も下旬、今夏はパキスタンでも雨の多い年だった。