タリバーン指導層は国際社会に認めてもらうべく奮闘

7月末、北京へ招待されたタリバーンの外交使節団。中国政府(外相)との会見に臨んだタリバーンのメンバーは、創設時の古い指導者たち何人かが殺されたせいもあってか、顎鬚が黒々と豊富な若い人たちが目立った。若い指導者たちの中には、国際社会における自分たちの立ち位置を分っている人もあるのだろうか、ここのところ目だって世界にアピールしようとしている。彼らタリバーンが持つ従来からの「狭いイスラーム教義解釈」を変えうることが若い指導者たちに出来るかどうか、大いなる疑問だ。昨日だったかも、タリバーンは日本支援の女性警官の「必要性」と、異例の見解もと報道にはある。アフガンの女性警官を日本で訓練と・・いったところらしいが・・そうした努力の甲斐??あってか、現今のタリバーン勢力を新たなアフガンの政権と認めようとする動きが、世界の一部に広がりつつあるようだ。当然、欧米は入っていない。認めようとする国はイラン、ロシア、中国、国境を接している旧ロシアの国あたりか。

アフガンの地質はユーラシアプレート、アフリカプレート、インドプレートという3大衝突によって形成されたので、極めて複雑な構造だと言われている。早い話が・・アフガン人の多くと同じで地勢もネジれている!! 2010年、米地質調査所が地質探査衛星だったか?での調査報告では、埋蔵鉱物の価値を1兆ドルと発表している(アフガン政府は1-3兆ドルと言っている)ように、金、銅、鉄鉱石、レアメタル石炭や石油・ガスなど等、種類豊富な鉱物資源が埋蔵されていると。中国は911の直後から独自に現地入り、資源調査をして開発の契約も政府と交わしているが、現地環境は半端でなく厳しい。かつ中国人は思いっきり嫌われているから、膨大な資金投入とリスク等を考えれば、採算はどうなることかしらね。
アフガン人とは約10年間、10人近くが入れ替わり立ち代り家に居ついて家族のように暮らしたが、1対1以外では本音を絶対に言わないし、それも本音かどうか後々悩むことが多々あった。アフガン人は地勢と同じで複雑怪奇・面白い。