女性は目立ってはイケナイ!

昨日のニュース、イスラム武装勢の幹部と見られる男が、ツイッターでマララを脅迫。「次の襲撃では失敗しない」と書き込み、ツイッター社はこの男のアカウントを閉鎖したとも。マララも目立ちすぎている、イスラーム諸国の多くでは未だに「女性が目立つ」ことは罪悪に近い・・と考えている輩に満たされている。異なる価値観、世界にはさまざまな正義と価値観があることを、どうすれば互いに理解し合えるのかね。 日本も表面的には男女同権だの平等を目指すなど、内閣府男女共同参画局とやらが出来て久しい。が、世界経済フォーラムが分析した2020年の世界「男女平等ランキング」では日本は世界で121位だと。イスラーム諸国のことを笑えんがね・・ 

パキスタンでは高校に続いて先週から中学校も始まり、授業が昼で終わる金曜日だけは息子の娘たち(高1、中2)だけで下校、それをオバハンが出迎えに行くことになった。子女の出迎えを運転手だけに任せる家も多いが、我が家では子供たちが学校へ行き始めた時から、運転手と一緒に金曜日は必ずオバハンも乗って行く。日本なら高校生にもなる子女をバァサンが同乗、出迎えなどは考えられないかも。だが当地では不思議でもない。息子などは小銃を持たせたガードマンを乗せたいくらいだとも言う。実際、小銃を持ったガードマンを同乗させて出迎えに来ている家もある。仮に我が家でガードマンを付けたとしても、大切な子供たちを運転手たちだけには任せられず、その場合も必ずオバハンが同乗ということになりそうだ。後期高齢者ではあってもアフガンやパキスタンで数々の修羅場を潜って来ているオバハン、その同乗には万々が一なんぞ起こった時には臨機応変、危機管理能力の高さを求められていると言うことだ。さらに言うならイザと言う時には子供たちに代わって「人質」にでもなって来い。そのくらいのことは「平気」だろうと息子は想っているに違いない。まぁ、何が起こるか判らない当地だから、普段からこんな危機に遭遇したら「ああしよう、こうしよう」というアイディアはテンコ盛り持っているが。