主食の小麦、緊急輸入

きょう10月22日発売の婦人公論に、「善意のボランティアが標的にされる現実(編集部がつけた題名)」なる原稿を書いた。NGOスタッフ殺害事件はなぜ起こったか?の一端に触れ、現地の事情、民情などを少し書いてみた。普段ブログで書いていることを「婦人公論」で取り上げて頂け、嬉しい。
日本からは遠いアフガンやパキスタンの複雑な民情の一端が、一人でも多くの日本人に理解して頂ければと念じているのだが。

さて主食の小麦、農家にはある筈なのに市場になかなか出て来ない。政府は国民のために海外から小麦を緊急輸入するそうだが、腹を減らした国民の怒りをかわすに間に合うのか?
電気もなんとか、そこそこ国内をまかなえる筈だというのに、停電がますます増えている。電気に関して言えば、政府が電力公社への支払いを延滞しているからだという。 
1昨日だったかの報道でもパキスタンの財政は破綻、対外債務不履行になる可能性が大とか出ている。パキスタンは内外に大きな問題の山積みだ… このような時期に政権を取ったPPPはアンラッキーだったと言えるかも。 

日毎に不穏な記事、見通しの暗い記事も増え、こんな状態の中では少しでも持っている人は疑心暗鬼に陥っているようだ。 「銀行の貸し金庫へ置いておくのも不安なので取り出しに来ました。その帰り途に寄りました」
2ヶ月ぶりに顔を出した知り合いからそう言われると、なんだかオバハンの不安が増幅する。