数日前、中国やインドの富裕層・高純資産者(100万米ドルの流動資産を持つ人)の海外移住がニュースになっていた。昨年は中国から約1万4000人の高純資産者の多くが、アメリカ、カナダ、シンガポールへ移住。今年は約1万5000人からの中国富豪が国外移住する見込みだというが、富豪だけではなく中産階級も中国経済の衰退や政治的圧力等の影響で海外への移住を急いでおり、近年は中国人の移住先として日本が新たな人気を集めているとも。中国だけではなくインドからも海外移住をする人は増え続けており、意外なことに2024年はイギリスでも百万長者と言われる人たち9500人が海外へと移住とか。
今朝のパキスタンのニュース「税金満載の財政法案が国会を通過:年間所得1000万ルピー(500万円)以上の所得に10%の追加税を課す(既に45%の税がかかっている)」に始まって、日本とは比ではない諸々へ、住宅や農地についても眼を剝くような課税。
ここ2年ばかりパキスタンの上位中産階級者や、金持ちたちが海外移住を目論むのは当然だ。パキスタンからUAEアラブ首長国連邦までは2時間足らずの飛行。UAEは無税の所得税制度など等などで、世界で最も魅力的な百万長者の移住先として確固たる地位を占めているのが判る。2024年の今年、UAEの最大の競争相手であるアメリカ(3800人の百万長者の純流入が見込まれる)を大きく引き離し、ほぼ2倍の百万長者を呼び込むことが予想されているというのを、国際投資移民アドバイザリーの会社などが報告しているとか。