大使館や公館は絶対不可侵

世界中にある、各国の大使館というものは「その国の領土とみなされる・外国にあっても大使館の敷地は、その大使館の領土であり、その敷地内に一歩足を踏み入れれば、所在国の法律には一切縛られることは無い」というのが国際認識だ。国交が成立している外国に大使館を置けば、そこは治外法権が及ぶ。大使館や公館は絶対不可侵ともされている。
イランの最高指導者ハメネイ師が「大使館は、その国(イラン)の領土とみなされる」と言い、怒りを表して当然だ。早い話が、イラン領土がイスラエルによって攻撃されたのだから、戦争の火たぶが切って落とされたとの認識は間違いではない。元々イランはイスラエルと仲が悪いにもかかわらず、イランはすぐさまイスラエルへの報復をせず、警告をだして迎撃できるだけの時間を与え、かつ1度の報復で「ことを収めよう」としているのに・・イスラエルはイランへの報復の意思を見せている。イスラエルの指導者は狂っているとしか想えないのだが、どうだろう? イスラエルには、欧米諸国の強力な後押しがあるからとの傲慢さが見え見えだ。核兵器を持っている、中東一番の軍事力も誇っている・・「神に選ばれた民」であるとのプライドもある・・おまけに言うにこと欠いて「自分たちイスラエルは世界で最も高い倫理観を持った軍隊はいない」とまで言い切っている。
イスラエルユダヤ人)たちは世界一の大国・アメリカの経済や政治、マスメディアへの影響力(金にものを言わせる)がとてつもなく大きく、それを認識しているから怖いものがないのだろうか。イスラエルロビイストたちは議会の派閥すべてに金をばら撒き、選挙情勢も左右すると言われるくらいだから、バイデンもトランプもイスラエルを無視するわけには行かないわな。