100万人がパキスタンから退去をすれば・・

アフガンとの国境沿いパキスタン側でのテロ数は、今年に入ってから確かに急増している。テロによる犠牲者のニュースが報道されない日は無いくらいだ、政府が神経を尖らせるのも無理は無い。今年に入って9月までだけで治安要員386人を含む1100人が武装勢力によって命を落としたと。テロを実行する側にもそれなりの理由はあり自己満足、自己顕示であっても第三者から見れば実に不毛な話だ。とりあえず100万人もの不法滞在者パキスタン国内から去れば、その分の仕事はパキスタン人の手に戻る。収入があれば泥棒や強盗などをせずに済むかもしれない。だが、その100万人の中からこの冬には餓死者も出るのだろう・・野菜の切れ端1つ、生ゴミ1つ落ちていなかった食べるものに事欠くカーブルの町並みが思い出される。
治安悪化と言えば市内での強盗や泥棒の話も枚挙にいとまがない。路上強盗の様子や車上強盗の現場を2階からたまたま見かけたとして、フェイスブックツイッターなどに投稿されることもある、そのくらい日常的な事柄とも言える。1年10ヶ月前にはオバハンの目の前で数人の強盗たちが現金の入った袋を路上に落としながら警官たちに追われて車で走り去った。その5分前にはピストル数発が撃たれていたし、とにかく物騒な毎日と言えるからガードマンは必要不可欠。もっともガードマンが居るから100%安心だ!と言えないところがパキスタンだが。
物騒な日常の上に明日は朝8時から夜8時まで、ガス工事のために首都圏の4分の1くらいでガスが無いとの報道だ。それでなくとも毎日、夜11時過ぎから朝6時まではガスが無いというのに。とりあえずは作りおきを増やし電子レンジで暖める作戦だな。という日常生活だが、気温は30℃を少し超えているくらいで湿度が30%弱、そのせいで吹く風が心地よい。木の枝先と葉が揺れるから風速3mばかりか。庭に1年前から「桜」の親戚らしい木が1本増えた。枝先から紅葉して来て陽に透けた葉が紅く変わって美しい。種が落ち背高く成長したコスモスの花にも秋を想う。