2013年、今年もよろしくお願いします

お年賀を頂きました皆さま方、有難う存じます~~ 今年もよろしくお願い申し上げます。

2013年 明けて2日目、今朝は10m先も見えない酷い濃霧だったが昼頃から少しマシになった。冷え込みはイスラマバードにしては厳しく、まるでパキスタンの現状そのものみたい。 オバハンの「気まぐれ通信」へお越し頂いている方々はご存じのように、パキスタンの状況は年を追うごとに悪化の一途を辿っている。
テロ等による治安の悪化に加えて、電気やガスがないことで国内生産はガタ落ち。 天然ガスが安いからと、ジーゼルやガソリン車からガス仕様にした人たちは、週に3日間のガス販売日に長蛇の列。 タクシーなども車を走らせるより、ガス獲得に並ぶ時間の方が長いと泣いている。燃料がないことで輸送にも影響が出ているし、田舎ではさらなる自給自足に励まないと食糧不足で生きて行けなくなるかも。

「今年はさらに何が悪化するのかと案じられる」と話していたら、「もしかしたら品薄のガソリンも、一般車には厳しい供給条件になるかも」と。ガソリンなんて人間の血液みたいなもんじゃん!!
ジーゼルは3トンくらい買い置きが出来る設備を家内に設けてあるが、ガソリンは不可能だ… こうしてパキスタンの国内事情はどんどん悪化進行して行く。

幸か不幸か、今年の目標3つは自分の努力で片付く事柄なので、出来なかったからといってパキスタンのせいには出来ない。ただ、ギルギットの母子センターの運営に関しては行き来の移動を含め、さらに厳しくなるのが確実だ。 昨日も旧北西辺境州で、子どもや女性の教育や保健衛生指導のNGOのスタッフが7人も殺害されたと聞く。こういうことは波及もあるから用心をしなくっちゃ…

とにかく911同時テロ以前のパキスタンと、それ以降の現在では大差があり過ぎる。10年前のパキスタンは経済成長率が8%と「成長」していることが実感できる日々だった。もちろんインフレ率も高かったが「成長」も感じられた。それが今ではインフレのみが重く感じられ、「経済成長」なるものは一切ナシだ…