聖典コーラン

またまたアフガン・タリバーン政権、今度は美容院に対して1ヶ月以内に閉鎖することを命令。ただし1ヶ月以内の閉鎖とはいいながら若干の配慮あり。在庫を使い切るように業務終了に時間的余裕が与えられたというから。でも、まぁこのところのタリバーン政権を見ているとだんだん厳しくというか、世界に背を向けている。タリバーンの指導者は国連に対し加盟国としての承認を求めているが、国連憲章で表明されている重要な価値観を拒否しているから、国際機関がタリバーン政府を承認するのはまず不可能といったところか。
似たようなところではスエーデンのNATO加盟。犠牲祭の初日にスエーデンのセントラル・モスクで起こった、コーランを燃やして踏みつけたという事件。スエーデンの裁判所は「聖典コーランを燃やす行為に対し、合法と認めた」というが、NATO側は「表現の自由を尊重するが、合法かもしれないが適切とは限らない」と、裁判所の判決を批判している。もっともNATO側も1枚岩ではないのか、NATOの長官は「聖典コーランへの放火は犯罪ではない」と述べたと。しかし、スエーデンはNATOへの加盟を申請していたが、このコーラン焼き討ち事件でNATOへの加盟は遠のいた。しかし、このスエーデンのコーラン焼き討ち事件を機に多くのイスラーム諸国では怒りを表明。パキスタンでもトップニュース。
殆どの日本人には理解し難いことだろうが、聖典コーランを焼く、踏みつけるなど等は、万死に価する行為だと知るべきで、冗談でもコーランを焼いてみるなどの行為は謹んで欲しい。必ず、イランあたりから「死刑」の判決が下されるであろうから。