日本政府のお偉い方々は、弾の飛んでこない安全な場所にいて「空港内は米軍に護られ安全なので、アフガンからの自衛隊機の引き上げは考えていない」と。が、昨日2発、きょう未明の1発騒ぎで死者100人以上とも。現場アフガンやパキスタンに来られている自衛隊の人たちはビビッているだろう。だが、ここはイスラーム的に「神の御心」と思って頂くしかないな。
在アフガンの残留邦人、日本大使館や日本関連の事務所で働いていた人々の退避に携わる使命があるとは言え、状況がイマイチ把握し難い中での心細い「待機」。日本国内では地震や風水害などでの活躍は「当然」のように思われ、海外への派遣となれば自衛隊の存在が「合憲」か否かと事あるごとに問われ、隊員の多くは肩身の狭い思いでもあろうに。それを思うと正直、隊員の方々が気の毒でならない。
自衛隊の存在は日本国の独立、平和、安全を守るために必要とされる機関。国際法上では軍隊とみなされ「自国を防衛するために必要な範囲で武力を行使する権利」もあるというふうに、最近では自衛隊の存在に昔ほど目くじらを立てる風潮も薄まっている。厳密な意味での「憲法9条」には違反していると考える人はまだまだある。オバハンも昔はそう考えていた。だが時代は変わって来ているし、日本が武力行使をしない国だからと「敵国」が攻撃して来ないわけでもないだろう・・さらには敵国インドやアフガンに挟まれて暮らすようになって、自衛隊なるものの存在に理解の範囲が増したな。今や「憲法の改正」が必要な段階かも。だが政権政党が怪しくて、素直に改正賛成とは言い難い。
何よりも20年近くも前に、某自衛官の方から聞いた悲惨な「海外派遣」が耳から離れない。当時は武器の携帯が禁止されていた。我々は大きな日の丸国旗だけを持たされて、撃って来る相手に向かって旗を振る。「敵対行為はしない」なんてことを大声で伝える、そんなパフォーマンスで目的を達成し、かつ命を守れますか、危険を凌げますか??と。そう仰っていた自衛官の話が耳にこびり付いたままだ。今では若干の武器の携帯は認められるようになり、アフガン派遣の方々も小火器の携帯はされているそうだが。